以前ここでも紹介した「トワイライト・サーガ」。バンパイア役のロバート・パティンソンにうっとりした人も多かったのでは？今回の新作「リメンバー・ミー」では主人公のタイラーを演じるとともに製作総指揮も行ったロバート・パティンソン。無名の新人だったウィル・フェスターズの書き下ろした脚本にほれ込んで映画化を牽引したとか。
「タイラーは僕自身でもあるから、どうしても演じたかった」とロバートが語るように、等身大の葛藤が丁寧に描かれている。親との溝・反抗・虚無感・そんな中みつけるひと筋の光のような生きる悦び。同じ傷を抱えた彼女との出会い。20代で悩み苦しみ生きていくことへの答え。誰もがこの時期に経験した記憶があるかもしれない。
同じ世代で共感しながら観る人あり、懐かしい気持ちでキュンとなる人あり。夏休み映画館でぜひご覧ください。

東京：８月２０日（土）～シネマート六本木にて公開
大阪：８月２０日（土）～シネマート心斎橋にて公開
京都：今秋 京都シネマ　にて公開予定
神戸：今秋 シネ・リーブル神戸にて公開予定

●STORY
22歳でガンジーは3人の子供を持ち
モーツァルトは交響曲を作り
バディ・ホリーは死んだ
兄さん、俺はもうすぐ22歳になる･･･
21世紀を生きていくということ。大切な人を愛し、この1日を生きるということ。
ニューヨークの安アパートに暮らすタイラーの心は苦悩と怒りで満ちていた。6年前、兄の死が全てを変えた。弁護士の父との溝は埋まらない。母が再婚し、父の愛を見失った11歳の妹を救ってやることもできない。孤独と虚無の日々･･･タイラーは人生の迷子だった。しかし、ある日出会ったアリーの揺るぎなさが彼を開いていく。初めて感じる本気の愛、生きる悦び。やがて、彼女自身が同じ傷を抱えていると知ったとき、バラバラだった家族の再生がゆるやかに訪れる･･･。