3月21日（金・祝）ロードショー

スーパーカリフラジリ…何度聞いても覚えられないあのおまじない。
アニメーションのコミカルな動きに飛び出す木馬。ディズニー映画のHappyな雰囲気に口ずさみたくなる音楽。昔みた「メリー・ポピンズ」の映画は子ども心にくぎ付けになる要素がいっぱいつまっていた。
そんな「メリー・ポピンズ」の制作の裏側に20年という歳月に加え、様々な苦労があったなんて、想像もしてなかった。「メリー・ポピンズ」の作者、P.L.トラヴァースが首をなかなか縦に振らない頑なさ。時間をかけて説得・提案を続けるウォルト・ディズニーとのやりとりと、トラヴァースのメリー・ポピンズに秘めた過去。
この映画を観て改めて映画「メリー・ポピンズ」を観かえしたくなる。P.L.トラヴァース演じるエマ・トンプソンの演技の深さに、ウォルト・ディズニーのしぐさや細かい癖などまで研究したという名優トム・ハンクス。スタッフ陣も豪華なメンバーが集結した本作。いろいろな視点からじっくりと鑑賞したい。週末はぜひ映画館で。

●STORY

『メリー・ポピンズ』誕生に隠された感動の実話―
ウォルト・ディズニー（1901−1966）――“ミッキーマウス”の生みの親にして、“夢と魔法の王国(ディズニーランド)”の創造主、そして記録的なアカデミー賞®受賞歴を誇る伝説の映画人。世界中の誰もが彼の名前や作品を知っているのに、その“真実”を知る者はいない……。
　映画製作50周年を経て、いま明かされる『メリー・ポピンズ』誕生秘話。映画化に向けて情熱を燃やし続けるウォルト・ディズニーにとって唯一にして最大の障害――それは、映画化を頑なに拒む原作者Ｐ・Ｌ・トラヴァースだった。誰もが不可能と思ったこの映画製作は、どのような“魔法”で実現できたのか？　そして、ふたりの間に交わされた“ある約束”とは……？　これは、初めてディズニーによる映画制作の裏側を描いた感動のドラマだ。