11月23日（金）全国ロードショー

クリント・イーストウッドがスクリーンに。俳優引退を表明していたイーストウッドの4年ぶり主演映画「人生の特等席」。監督は、いままで、製作スタッフとして一緒に仕事をしてきたロバート・ロレンツ。久しぶりの出演で、愛弟子の初監督作品に華をそえたかたちだ。
イーストウッドの娘役にはエイミー・アダムス。
2人の微妙なわだかまり感。どんな家族でも大なり小なりいろいろある。どんな人がみても、それぞれの立場で共感できる。そして、イーストウッドの渋さにちょっとうっとり。それだけでも観る価値あり!?
連休はぜひ映画で。

●STORY

大リーグの伝説的なスカウトとして何十年も活躍してきたガス（クリント・イーストウッド）は、視力が弱ってきている今、年齢による衰えをごまかしきれない。それでも引退するつもりの無いガスに対しアトランタ・ブレーブスのフロントは疑問をも持ち始める。そんな苦しい立場に追い込まれているガスを助けられるかもしれない人物は唯一の家族、娘のミッキー（エイミー・アダムス）。彼女がスカウトに同行し、ガスの目の代わりを務めることだった。しかし、２人の関係は良好とはいえない。ガスは妻を亡くしたとき、シングル・ファーザーとして子育てをする心構えができておらず２人は長く一緒に生活をすることができなかった。幼いミッキーにとって父は常に遠い存在だった。そして今でもその関係は変わっていない。
だが、不本意ながらも、そして、ガスの抵抗を受けながらも、ミッキーはスカウトのためガスに付き添うことになる。仕方なく何年ぶりに一緒に過ごすうちに２人はお互いを見つめなおし、今までガスが何も語らなかった長く秘められてきた真実が明らかになっていく…。