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2010.11.29 update
BEST BETS!3 ノート
渡辺真起子さんからご紹介頂いたのは、女優 中嶋朋子さん。
「北の国から」の螢として子役より活躍されていた中嶋さん。現在では映画や舞台など活躍の場を広げていらっしゃいます。ほんわかとした印象でやわらかいやさしい話し方がとても印象的。でてくるアイテムの1点1点もそんな雰囲気に。思わず吸い込まれそうな中嶋朋子さんの世界観がたくさんつまった今回のBEST BETS!第3回目です。お楽しみに!
ノートは必需品。本を読んで気になったこと、フレーズなどを書きとめるそう。映画を観ていても気になる言葉は暗闇のなかでメモをとり、後から見て何が書いてあるか分からないこともあるとか(笑)
気になったことを紐解くときにこのメモが大切な役割。自分の気になっているものや事柄の傾向も分かってくるそうです。きっかけは2回目のBEST BETSでご紹介した「科学の本」を読むようになってから。やはり難しいフレーズなどが出てきてなかなか覚えられない。あのとき「そういうことか!」と感動したことも忘れてしまう。そんなときに、本のページまでメモをとっておくとすぐに分かり、書きとめたことがすごくよかった。という経験から3~4年前からはじめたそうです。
ミニサイズのリングノートは常に持ち歩き、いつでもメモがとれるように。そしてレザー表紙の色鮮やかなノートは清書用。日々のメモから、大切な言葉・好きなフレーズなど自分で整理してお気に入りのノートにきちんと清書をする。整理することで、自分にとって大切なものが、あっちこっちに行って分からなくならないようにする。そうして整理された、自分の思っていること、考えていること、好きな言葉たちが結晶化したような、すてきなおばあちゃんになりたいんです。とおっしゃる中嶋さん。
ただメモをとるだけでなく、自分の好きなかわいいノートにきれいに書く。それだけでなんでもない時間が特別になる。野点セットからつながり今回のメモまで、中嶋さんのBEST BETSは中嶋さんの世界観そのものだな。と感じるインタビューでした。
インフォメーション
中嶋朋子さんの出演情報です。
【舞台 おそるべき親たち】
作/ジャン・コクトー、演出/熊林弘高。
イヴォンヌは一人息子ミシェルを溺愛しており、その恋人マドレーヌの出現に憤りを隠さない。
息子は叔母レオの薦めで父ジョルジュに相談するが、恋人のナを聞いてジョルジュは仰天する。マドレーヌは彼の愛人だったのだ。
一家はミシェルに促され、マドレーヌの家を訪問することになるが…。
中嶋さんはマドレーヌ役で出演。
【公演期間】10月21日(木)~11月3日(木)
【会場】 東京芸術劇場小ホール2
【入場料金】全席指定:6,000円
【チケット】発売中
【チケット取扱い】チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード 406-885)
【当日券】TICKETS@TOKYO
File #025 中嶋朋子さん (女優)
東京都生まれ。
国民的テレビドラマと呼ばれた「北の国から」で22年の長きにわたり螢役を務める。以後、映画、舞台へも活躍の場を広げ、実力派として高い評価を得る。他に、朗読、執筆、講演でも独特の感性を発揮。根強いファンを持つ。
近年では、ジャズ、民族音楽、オーケストラとのコラボレートで古典の朗読劇に取り組む。
エコロジストとしてのやわらかなライフスタイルも注目を集め、そのしなやかな自然観が共感をよんでいる。
舞台「ヘンリー六世」(演出/鵜山仁)のマーガレット役で、「第44回紀伊国屋演劇賞個人賞」、2009年度「読売演劇大賞優秀女優賞」を受賞。
現在、東京エフエム「ふんわりの時間」(毎週日曜午前9時~)でパーソナリティーを務めている。
今後の予定は、舞台「おそるべき親たち」(作:ジャン・コクトー 演出:熊林弘高)10月21日~11月3日 東京芸術劇場小ホール2 が控えている。